期待が生み出す効果
皆さん、こんにちは「大切なあなた」の時間です。
ある研究で、小学校2年のクラスを3つのグループに分け、算数のテストをうけさせました。
試験を受ける前に、教師は、それぞれのグループに別々のセリフを言いました。
第一のグループには「君たちならいい点がとれるはずだ」と期待の言葉をかけ、第2のグループには「いい点が取れないようではだめだ」としかりつけ、第3のグループには「いい点が取れるようにがんばれ」と激励の言葉をかけました。
さて、結果はどうだったでしょうか?
最も良い成績をおさめたのは、期待の言葉をかけられた子どもたちでした。
期待の言葉は、一人一人の子どもの心に自分に対する良いイメージを与え、自分にはできる、大丈夫という希望を抱かせます。
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ある日、80才になる書道教室の先生と話す機会がありました。
高田先生は、小さいときから体が弱く、障害も抱えていました。勉強もスポーツも苦手で、いつも自分はダメだと思っていたそうです。
ところが小学校4年生のとき、いつもは怖い担任の先生が、高田さんが黒板に書いた字を見てほめてくれました。
「高田、お前字がうまいな」。その一言がうれしくて、何度もそのほめ言葉を思い巡らしました。
そうしているうちに、何か力がわいてきて、「そうだ。書道をやってみよう」とやる気がでてきて、どんどん字が上達していきました。
同時に、自分に自信がつき、勉強の成績も上がっていきました。そして師範の免許をとり、お仕事をしながら書道教室をひらくまでになりました。
高田さんは、70年前の「高田、お前字がうまいな」の先生の言葉を今言われたかのように、うれしそうに話してくれました。
自分に対して「もっとがんばれ、何やっているのだ」と叱咤激励するよりも、自分の弱さや現実を認めた上で、良いところを見て「よくやっている。私ならきっとできる、大丈夫」と励ましてあげる方が、すばらしい1日1日を歩めるようです。
世界のベストセラー聖書の言葉。
するとイエスは言われた。「できるものなら、と言うのか。信じる者には、どんなことでもできるのです。」(マルコ9:23)