皆さん今日は「大切なあなた」の時間です。
ドナルド・トランプ氏の初就任式は、2017年1月20日に行われました。
その宣誓就任式でトランプ氏は、リンカーンの聖書と自分が子供の頃に使った聖書に手を置いて誓いをしました。
アブラハム・リンカーンと言えば、アメリカ史上最も偉大な大統領です。
アメリカ合衆国南部における奴隷解放、南北戦争による国家分裂の危機を乗り越えた政治的業績、リーダーシップ等が、
歴史的に高く評価されています。
1865年4月14日フォード劇場で暗殺されますが、その時リンカーンが所持していた品物がワシントンにあるスミソニアン博物館に展示されています。
自分の名前入りの小さなハンカチ、綿のひものついたメガネ入れ、1枚の5ドル紙幣、そして古い新聞記事の切り抜きです。
その記事は「リンカーン大統領はアメリカ史上最も偉大な政治家の1人である」という賞賛の言葉ではじまっていました。
なぜリンカーンともあろう人が、そんな記事を切り抜いて持ち歩いていたのでしょうか?
それはリンカーンが国のリーダーとしてつねに批判の矢面に立ち、たえず批判や中傷と脅迫に悩まされていたからです。
ですから、自分を信じささえ応援してくれる人たちがいることを日々思い起こす必要があったのでしょう。
ある日30代の女性から相談を受けました。
小さいときから人間関係で傷つき、人の言葉や顔色が気になってしまい、不安や恐れに悩まされていました。
しばらくお話しを聞かせていただいたあとに、聖書の言葉をプレゼントしました。
世界のベストセラー聖書の言葉。
恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。
わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。」(イザヤ41:10)
その女性は、聖書の言葉をカードに書き写し、いつも持ち歩きました。
そして不安や恐れが来るたびにそれを読み、思い巡らし告白していきました。
不思議と、恐れが和らぎ、「大丈夫」という安心感がわいてきたそうです。
人はだれでも支えが必要です。あなたは何によって支えられていますか?
この番組が皆様のささえのひとつとなれば幸いです。